つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2019年3月5日 第1,112号 発行:新社会党つくば支部

一般質問が始まる


 2月28日の会派代表者質問は、5会派5名の会派代表議員から市長公約事業のロードマップに基づく重点目標についての質問が繰り返された。

 また、一般質問は3月1日、4日、5日にわたり14名の議員が市政全般にわたり質問を行う。これまで行った一般質問を紹介しています。



議会報告・一般質問から

運転免許証の返納支援する対策について

質問・金子かずお議員
 運転免許証の返納についてお尋ねしたいと思います。

 高齢者による交通事故などを報道でよく耳にします。運転をしない、いわゆる運転免許証の返納対策も重要な施策かと思います。

 しかし、万人に便利な車を手放すことは、生活に大きくかかわる課題であります。そこで、運転免許返納政策の返納を支援する対策について、市の見解をお聞きしたいと思います。


答弁・建設部長
 高齢者運転免許自主返納については、高齢者の交通事故防止対策の一つとして、高齢者が自主的に運転免許を返納した場合に、自動車にかわる交通手段として利用できるつくバス、つくタクの乗車券を贈呈するなど、運転免許返納の促進を図っています。

 返納の件数は、平成28年度に223件、平成29年度に295件、今年度は10月末現在で153件となっています。

 今後も引き続き、警察署や窓口センターなどと連携して事業の周知を図るとともに、ホームページ及び市報等への掲載のほか、高齢者交通安全教室を開催し、高齢者運転免許自主返納支援事業を推進していきます。

運転免許証の返納について質問 その@

質問・金子かずお議員
 次に、運転免許証の返納についてであります。

 これは、市のパンフレットでは、高齢者運転自主返納支援事業として、つくバスやつくタクがあるということは今ほどお話がありました。

 しかしながら、なかなか現実的には車を持っているような便利さというのにはかなわないということでありますけれども、このままで行くと、返納は進むけれども、交通弱者の対策については置いてきぼりになっていっちゃうのではないかというような心配はありますけれども、それらについて何かお考えとか、あるいは試行錯誤している状況があったら教えていただきたいと思います。


答弁・建設部長
 現在、高齢者運転免許自主返納事業の助成内容を見直し、つくバス、つくタクの乗車券の進呈に加え、つくバス運行区域外の方のバス利用の促進を目的とした路線バスの乗車券や、より利便性の高い交通系ICカードでの進呈も検討しています。


質問・金子かずお議員
 担当部局だけではなかなか大変だと思うのですよね。そういう意味では、市全体が取り組んでいかなくていけないということになれば、他の部署とどういうふうにリンクしていくかという形が一つは重要だと思うのですけれども、例えば福祉施策とリンクをしていくというようなことで何か政策的なものがあるのかをお尋ねしたいと思うのですけれども。


答弁・保健福祉部長
 福祉施策としてお尋ねいただいている中では、お尋ねの高齢者タクシー利用料金助成事業というものがございます。高齢者の外出支援や社会参加の促進を目的に、65歳以上のひとり暮らしの方、70歳以上の高齢者だけでお住まいの方、70歳以上で市民税非課税世帯の方にタクシーの初乗り運賃の助成を行っております。

 対象者の申請に基づきまして、1人当たり年間12万円の助成金を交付しておりますけれども、利用者の利便性を高めるため、利用方法等の見直しを検討しております。


2019年度予算から政策の紹介


医療的ケア児等の支援が始まる

 医療的ケア児等の家庭や関係先への支援策の充実に向けた要望が親の会「かけはしねっと」から12月議会に請願書として提出されました。

 文教福祉委員会で審議され、提出された発電機購入に対する助成に関する請願書は全会一致で採択されました。

 それらに伴い、医療的ケア児等発電機購入の助成が新規の政策として「呼吸器障がい者支援用発電機扶助」10万円(1台)が導入されます。また同時に「福祉避難所における発電機購入補助」10万円(1台)も補助金が新年度予算で実現しました。




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