つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2019年3月26日 第1,115号 発行:新社会党つくば支部

中央消防署・並木分署に
  高規格救急車の配備が決まる


 今年度事業として消防車両の整備が進んでいましたが、20日に消防本部にて展示が行われ、各署・分署に配備された。並木分署には、高規格救急自動車が配置されることになりました。



(救急車のイメージ写真)

議会報告・一般質問から


つくば市の平和事業について

 つくば市では、核兵器の廃絶と平和への願いを内外に示すため、平成2年に非核平和都市宣言がつくば市議会において決議されました。

 毎年11月に行われる「市民文化祭」では、長崎・広島の原爆写真資料の展示や、つくば市が行っている非核平和事業の取組についてのパネル展示を行っています。

 また農林団地のある観音台には谷田部海軍航空基地が大戦のころあり、身近なところで歴史を学ぶことができます。近年の学校における平和事業について質問をしていますので前号に続き紹介をします。



(つくば市役所で開催されたパネル展)

平和事業への取り組みは A

質問・金子議員
 平和事業についてでありますが、先ほどは年間の活動とかさまざまな形での活動を御報告いただきましてありがとうございました。

 次の質問です。国際平和デーは、国連が定めた平和の記念日であります。

 全ての国、全ての人々にとって共通の理想である国際平和を祈念、推進していく日として、全ての国連加盟国、国連機関、地域組織やNGO、そして個人に対して、この日を適切な方法で祝うよう呼びかけています。

 国連が国際平和デーを最初に宣言したのは、1981年と聞いております。従来、国際平和デーは、毎年、9月の国連総会の開催日に制定され、開会式では各国代表はこの日を祈念して1分間の黙祷を行うことが慣例となっていました。

 2002年からは、毎年9月21日を国際平和デーに定め、以後、世界の戦争と非暴力の日として全ての国と人々に、この日1日は敵対行為を停止するよう働きかけてきております。

 国連には、国際平和デーを初め、世界環境デー、軍縮週間、国際淡水年など、さまざまなテーマを祈念する国際週間や国際年が多数あります。
これらは、国際社会がその日、またはその週間を通じて、一つの共通した問題に取り組むために制定されたものであり、通常、全加盟国の代表から構成される国連総会の場で決議され、加盟国は官民合同でそのテーマに取り組むことが求められます。

 つくば市では、非核平和都市宣言を行っております。市民とともに平和の実現のため、国際平和デーについて周知に取り組んでいると聞きますが、改めて取り組みについてお尋ねをしたいと思います。

答弁・市民部長
 国際平和デーのつくば市における取り組みについて、本年度は国連が毎年9月21日に定めている国際平和デー、通称でございますが、ピースデーにあわせて、9月10日から28日まで、市役所の本庁舎1階の情報閲覧コーナーにおいて国際平和デーの紹介、本年度、市が実施した平和体験事業の取り組みや原爆資料等のパネル展示を行いました。

 また、市のホームページにおいて国際平和デーの紹介や取り組み等を掲載し、市民への周知、啓発を行いました。

質問・金子議員
 平和事業の開催については、水戸市や日立市、鹿嶋市、神栖市、潮来市、土浦市などで、例年の事業として行ってきているのを資料で拝見をした経緯があります。

 水戸市では、通年の事業として語り部派遣事業、水戸市平和記念会館常設展示などを行ってきています。

 つくば市の平和事業を充実させていくため、また裾野を広げていくために、大変参考になると思いますが、それらのことについては御承知をしておるか、お尋ねしたいと思います。



(長崎平和公園)

答弁・市民部長
こちらの事業は承知しております。常設ということでございますが、つくば市においては、日本がこれまで経験してきました戦争の悲惨さや平和のとうとさを伝えるための事業を行っております。

 今後は、世界の平和に目を向けまして、現在、世界で起きている戦争やさまざまな紛争の停戦と非暴力社会の実現を目指すための事業を検討してまいりたいと思っています。


(次号に続く)




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