つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2019年5月28日 第1,122号 発行:新社会党つくば支部

議会報告・一般質問から


 私は、これまでも一般質問でつくば特別支援学校の教室不足や新たな支援学校の建設。また、障がいの早期発見、早期療育について取り組んできました。

 先の議会での一般質問を掲載します。

福祉や教育における市民要望

質問・金子かずお議員

 福祉や教育における市民要望についてであります。

 先日、テレビを見ておりましたら、発達障害のことがシリーズで放送されておりました。これまでも多くの議員からさまざまな障害における早期発見、早期療育についてなど、議会で取り上げられてきております。近年の医学の進歩に伴い、子供や家族を支える法律が少しずつでありますが改善されてきております。しかし、これらの対策に対応が届かないことも現実であります。
医療的ケアの充実を訴える方が多く、勉強会なども取り組まれていると聞いております。また、特別支援学校などにおける要望についても、保護者の方々からさまざまな要望が出されております。
私が知る限り、慢性的な教室不足、給食の自校方式、つくば市内に新たな特別支援学校の設置など、切実な声だと思っております。これら医療的ケアと特別支援学校の状況に対して、双方について、市の考え方について伺いました。

答弁・保健福祉部長

 医療的ケアが必要な障害児・者に対する市の取り組み状況については、御家族の介護負担軽減に向け、レスパイトケアとして介護者の一時的な休息機会を提供している施設が県内9カ所ありますが、市内にはないことから、市内の医療機関に対し事業実施に向け要請を行っています。

 また、児童発達支援センターの新設について、現在、外部の関係者、有識者を交え、そのあり方に関する検討会を開き、御意見を伺っているところですが、医療的ケアの必要な児童への対応も求められており、切れ目のない支援体制の整備を念頭に検討していきます。


つくば特別支援学校について

答弁・教育局長

 つくば市内に特別支援学校を設置してほしいという市民の要望に関しては、市として十分に理解し、必要性を認識しております。

 県庁に出向いて、児童生徒数の増加の状況や市民の声について直接説明し、つくば市内に特別支援学校を設置するよう県に要望しました。
昨年度は高等部設置についてでしたが、今年度は未就学児の相談件数の急増等の現状を踏まえ、高等部と限定せず、つくば市内に特別支援学校を設置するという内容で要望しました。


質問・金子かずお議員

 これは、以前からもお話が出ております、県立特別支援学校整備計画に基づいて整備がなされてきているわけでありますけれども、これは3年とか5年とかいう形で区切りをつけられて計画が進められており、最終的には、今、平成27年から平成31年までの計画で進められ、その以後のことについても期別をつくって、整備計画が取り組まれようとしているわけでありますけれども、これらについて、先ほど高等部の要望から特別支援学校に要望を移しているということでありますので、この整備計画とともに、これらのことについてもう少し具体的に、行動がわかれば教えていただければと思うのです。


答弁・教育局長

 議員おっしゃられましたように、県では県立特別支援学校の整備計画というのを策定して、計画的に整備を図っているわけですけれども、現在は、次期の第3期特別支援学校整備計画を策定中ということでございます。そこで、これは県がすることですので、私たちが直接かかわることはできませんけれども、市としては、その第3次整備計画にしっかりとつくばの状況を反映していただきたいと考えております。

 その際には、やはり県にこの状況を正しく理解してもらうことが大事であろうということで、先ほど答弁しましたように、市長が直接県に要望書を提出もいたしましたけれども、私と特別支援教育推進室の室長で教育庁にもお伺いをしまして、実際に今後の児童生徒数の増加傾向であるとか、それから相談件数、就学に関する相談件数がこれだけ増加しているということ、それから市民からこういう声が具体的に上がっていますということなどを説明して、ぜひ3次の計画にも反映していただきたいということを具体的に要望してまいりました。


質問・金子かずお議員

 現状見れば御理解いただける状況ではないかとは思いますが、なかなか新しいものを設置をしていくというのは大変骨の折れる長い取り組みが必要だと思っております。

 このことについては、ずっと議会で何回も何回も提案され答弁され、そして行動が行われてきているという状況でありますが、以前の私の一般質問のときに、なかなかそれが継承的につながっていなかったということも判明することがありました。
そのようなことが今後ないように、きちっとお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。

(次号に続く)




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