つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2019年6月11日 第1,124号 発行:新社会党つくば支部

議会報告・一般質問から


 医療的ケアの必要な障害児への支援をこれまでも多くの議員からさまざまな障害における早期発見、早期療育についてなど、議会で取り上げられてきております。近年の医学の進歩に伴い、子供や家族を支える法律が少しずつでありますが改善されてきております。
しかし、これらの対策に対応が届かないことも現実であります。医療的ケアの充実を訴える方が多く、勉強会なども取り組まれていると聞いております。また、特別支援学校などにおける要望についても、保護者の方々からさまざまな要望が出されております。
私が知る限り、慢性的な教室不足、給食の自校方式、つくば市内に新たな特別支援学校の設置など、切実な声だと思っております。これら医療的ケアと特別支援学校の状況に対して、双方について、市の考え方について伺いました。


医療的ケアについてA 

質問・金子かずお議員

 関係者の資料によりますと、県内には約400人の子供たちが医療的ケアの何らかの形で対応している、そのうち、つくば市内に50人ぐらいの方が生活をしているという形を資料で拝見しました。
そうしますと、大変な比重がこの地域の父兄にかかってきていると思っています。そういう点では、これは民間に依存をしなくちゃいけない施設なのか、行政が力を合わせて対応していけることが可能なのか、さまざまな課題があろうかと思いますけれども、このほど、平成32年を目標に進めているつくば市でも新しい施設を創設して、そして割り振りも含めてきちっとしていかなくちゃいけないということでありますので、さらに支援を広げていく活動に取り組んでいただきたいと思いますけれども、改めてその決意をお伺いしたいと思います。

答弁・保健福祉部長

 御指摘の児童発達支援センター、これにつきましては、今現在、検討会を開いて御意見を伺っているところでございますけれども、先ほど来議員が御指摘のとおり、医療的ケアの必要な子供たちへの対応というのは必要なことでございます。
この児童発達支援センターでどこまでできるのかというところについては、今後よく検討していかなければいけない問題でございますけれども、直接やるかどうかは別としましても、切れ目のない支援体制、こういったものを中心に児童発達支援センターを設けることも含めまして検討していきたいと考えてございます。


質問・金子かずお議員

 よろしくお願いします。今のところは施設がこちらにあるわけではないですので、取り組みを進めていただきたいということがあります。

 それから、発達支援センターのことが出ましたので、少し触れたいと思います。

 私は、なるべく早目に発達支援センターを備えて、そしてさまざまなものに対応できるようなことをしていってほしいと思っています。場所の問題とか、組織の問題とか、さまざまあるかもしれませんけれども、私は保健センターと、それに隣接するような形で発達支援センターがあり、そしてお父さん、お母さんたちが子供を連れて保健センターに相談に行って、そしてそこから障害を持っていることが判明したりしたときに、先ほども述べましたように、早期発見、早期療育の立場から発達支援センターで、その進路を皆さんから御指示をいただく、そして地域に帰る人はまた別な、今ある施設を利用するとか、そういうような形で、あるものをうまく活用していく、そしてそこになかったものは、例えば公的な施設であれば移転をして、一方を移転してでもそういう形で取りまとめていくというようなことが重要ではないかと思いますので、それらは提言としてお聞きいただきたいと思います。以上で終わりにします。

(終わり)


6月定例議会の日程

6月3日定例議会・告示
6月7日議会運営委員会
6月11日本会議・議案提案
6月18日一般質問
6月19日一般質問
6月20日一般質問・議案質疑等総括質疑
6月24日総務委員会
6月24日文教福祉委員会
6月25日市民経済委員会
6月25日都市建設委員会
6月28日本会議・討論・採決



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