つくば市議会議員 金子かずお
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| 週刊・新社会つくば |
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議会報告 |
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質問・金子かずお議員 後発医薬品とは、先発医薬品の独占的販売期間の終了後に発売されているものであり、先発医薬品と同じ有効成分で、効能、効果、用い方、用量など、原則同一であり、先発医薬品に比べて低価格な医薬品であると認識をしております。 期限切れになった先発医薬品の特許内容を参考に製造されることから、同じ有効成分の医薬品でも、後発医薬品は複数存在すると聞きます。後発医薬品は、先発医薬品の販売からおよそ10年経過して、それから発売される薬であるため、その間に進歩した最新の技術を取り入れることで、飲みやすさや使いやすさの工夫をつけ加えています。 先日、後発医薬品に関する知らせが、我が家に、保健福祉部国民健康保険課国保保健係から届きました。内容は、後発医薬品に切りかえた場合は料金が下がる可能性があるというものでありました。つくば市における後発医薬品の実態についてお尋ねしたいと思います。 答弁・保健福祉部長 後発医薬品の普及は、患者負担の軽減や医療保険財政の改善に資するもので、国においては、2020年9月までの後発医薬品使用割合80%の実現に向け、インセンティブ強化も含めて引き続き取り組むとされています。 つくば市国民健康保険の後発医薬品の使用割合は、昨年7月で70.9%、ことし7月現在で74.4%となっています。 質問・金子かずお議員 このことについては、先ほど御答弁いただきましたが、かなり私は進んだ形で普及しているのかなと思っています。しかし、これは国民健康保険だけでありますが、さらに伸ばしていくためには、何かつくば市としては考え方を持っているのでしょうか。 答弁・保健福祉部長 その後発医薬品自体につきましては、患者負担の軽減、医療保険財政の改善に資するものということで普及が求められてございます。 私ども、つくば市国民健康保険におきましては、この後発医薬品の使用促進のため、血圧降下剤、高脂血症用剤、糖尿病用剤が処方され、後発医薬品へ変更すると、本人負担が300円以上下がる40歳以上の人を対象に、その差額を明記したお知らせを郵送しております。その際に、あわせて後発医薬品の使用をお願いするチラシや希望シールも同封することとしておりまして、その送付回数も、これまで年3回でしたのを今年度から4回にふやして送付することという形でやってございます。 同様に、後期高齢者、茨城県の広域連合も同様な形で、差額の通知あるいは、こういうお知らせのチラシ、希望シール、そういったものも含めてお知らせをしておりますので、全体として広がっていければと思っております。 つくば市国民健康保険は、先ほど申し上げたような使用割合でございますけれども、県内のほかの国民健康保険あるいは全国での全体としての後発医薬品の使用割合からしますと、それの平均以下という状況になってございますので、先ほど申し上げたような取り組みを引き続きやっていきたいと考えております。 (次号に続く)
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