つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2020年12月22日 第1,191号 発行:新社会党つくば支部

引き続き金子議員は文教福祉委員会に所属が決まる


 12月議会では新たに正副議長の選出や議会運営委員会の正副委員長が選出されました。他に常任委員会の委員の所属も決まり正副委員長が決まりました。 つくば市議会には四つの常任委員会がありますが、金子かずお議員は引き続き文教福祉委員会に所属が決まりました。



(議場は6階です)

22名議員が一般質問に


 12月議会では11日、14日、15日に22名の議員が登壇して新型コロナウイルス感染症対策をはじめ市政全般にわたる質問が行われました。県内の市町村議会では発熱や感染などで議会質問を中止する例もあります。皆で注意を強化しましよう。


補正予算の審議も始まる


 つくば市議会は4日に補正予算が提案され17日18日23日に予算決算委員会や分科会で審議が行われた。補正予算の概要は以下の項目に計上されているので記載してみました。

 12月一般会計補正予算(第11号)は1,814,631千円を追加し、歳入歳出を121,747,001千円とするものです。

 主なものを紹介しますと、戸籍住民台帳費では移動支援システム構築委託料や住民基本台帳システム改修委託料などです。
 障害者福祉費では重度訪問介護給付費や生活介護給付費、共同生活援助訓練等給付費、自立訓練等給付費、就労継続支援B型訓練等給付費、児童発達支援給付費、就労定着支援給付費などです。
 地域交流センター費では広岡交流センター他の修繕工事費などです。
 商工業振興費では消費活性化事業負担金などが計上されています。
 公園管理費では公園トイレ設置工事や公園トイレ修繕工事などです。
 消防施設費では高規格救急車・高度救命処置用資機材の購入費などです。
 学校管理費では小学校トイレ改修工事管理委託料や同維持改修工事、教育振興費では電子黒板購入などです。学校建設費(小学校)では(仮称)研究学園小学校建設土地購入費などです。
 中学校の学校管理費ではトイレの改修工事や学校建設費、研究学園中学校建設土地購入費などです。幼稚園費ではトイレ維持改修工事などが計上されています。


冬のコロナと闘う
    8つのポイント 


上 昌広(医療ガバナンス研究所長)

【1】「コロナかかりつけ医」を持とう。開業医でも勤務医でもよい。高齢者にはワクチンは勧めないが、若者には勧めるといった、患者ごとの個別対応を考えてくれる医師を確保することが重要だ。

【2】インフルワクチンは、二重に有効な可能性が高い。打っておけばインフルに罹っても症状が軽微になるし、これによって、免疫が活性化し、コロナにも罹りにくくなるとの研究成果もある。

【3】マスクは、ディスタンスを取れる屋外では不要だが、「三密」になる屋内ではかなり有効で、また、場所を問わず大声での会話は要注意だ。

【4】飲み会は、少数の仲間内で、すいている店に行けば、感染リスクはそれだけ下がる。通勤電車などは「三密」ではあるが、中で会話しない限り、マスク着用で感染リスクはほぼゼロだ。

【5】家庭内感染は、まず防げない。会話をするな、マスクを着けろというのは、現実的には無理だ。家庭内では高齢者・妊婦・子供にはキチンと検査をする。「抗原検査キット」をもっと薬局で売るようにしたらいい。今、海外では5ドルで買える。

【6】高齢者が健康を守るには、もっと運動をすることが重要だ。コロナ下の「閉じこもり」によって、持病を悪化させる危険性が増大することを、運動によって防がなければならない。

【7】第3波では、ステロイドホルモンの使用など治療法が大きく改善され、肺炎の死者数が大幅に減少したが、一方、心筋への炎症、糖尿病に与える影響、脳卒中や心臓疾患、自己免疫疾患などの長期合併症の危険に注意が必要だ。

【8】マスク・「三密」対策など個々人の感染管理では、日本人はかなり成果を上げているが、足りないのは政府レベルの対策で、中でも、PCR検査の拡充は最重要の課題だ。
<検査の拡大・隔離の徹底・治療の充実>という感染症対策の基本に立ちかえって、医療・介護の従事者を始めとするエッセンシャルワーカー(1000万人)への検査を拡充し、無症状感染者の発見・隔離を通し、院内感染・職場内感染・市中感染の拡大を防ぎ、新型コロナ感染症への<社会的防波堤>をきめこまかに築いて行かなければならない。


たんぽぽ舎【TMM:No4094】




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