つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2021年3月23日 第1,203号 発行:新社会党つくば支部


【日本原子力発電東海第2原発】

東海第2原発運転を認めず
  水戸地裁・原発運転差し止め


 日本原子力発電東海第2原発の運転差し止めを要求した訴訟の判決で、水戸地裁の裁判長は「実現可能な避難計画や実行する体制が整えられていると言うにはほど遠く、防災体制は極めて不十分」として、住民避難を理由とした住民側の請求を認め、運転を差し止めるよう言い渡した。

 東海第2原発は首都圏唯一の原発で電力大手9社とJアワー(電源開発)が共同出資する日本原子力発電が1978年に運転を開始し、2011年3月11日の東日本大震災で津波に襲われ外部電源を一時喪失し、地震の揺れで緊急停止した。2011年5月には定期点検を迎え、その後は再稼働していない。

 原子力規制委員会は2018年11月、原則廃炉となる運転開始から40年を前に、最長20年の延長を認可している。

 再稼働には県と東海村に加えて周辺5市の同意が必要となる。


チャレンジアートフェスティバルinつくばが開かれる


 今年で20回目を迎えたチャレンジアートフェスティバルinつくばが3月9日から14日までの日程で開催されました。

 第18回は「アートは障害を越える」19回は「きてみて しって」そして今年で20回を迎えたチャレンジアートフェスティバルは「咲かせてみよう!輝く笑顔」で記念すべき年を迎えようとしたところ、新型コロナウイルスにより企画の変更はありましたが、フェスティバルに関わる一人ひとりの思い、一年一年のチャレンジの積み重ねによるものであります。

 また、主催者も「このチャレンジアートフェスティバルがコロナ禍を共に過ごす皆さまにエネルギーを与える源になりますように!」と発信していました。



議会報告・一般質問から

 身近で利用している図書館の質問を掲載しました。

図書館について


質問・金子かずお議員

 市民に愛される新しい「市民図書館」を作るための多世代・他分野から成るプロジェクト開始について伺います。


答弁・教育局長

 市民に愛される新しい市民図書館を作るための多世代・他分野から成るプロジェクトについては、2018年度に学識経験者や一般公募による委員など、10名で構成するつくば市図書館懇話会を立ち上げ、2019年度までに10回の会議及び3回のイベントを開催し、2020年3月に教育長へ提言書が提出されました。

 イベントとして開催したシンポジウムやライブラリーピクニックでは多くの市民から意見を伺うことができ、懇話会ではそれを十分に生かしながら議論しました。

 図書館サービスの評価としては、サービスが市全域に行き渡っていないため地域的に不均質であること、中央図書館が狭いため滞在型サービスが提供できないことが課題として挙げられました。

 今後は、市域の広いつくば市においてサービスの均質化を図ることが重要であり、そのためには市全体にバランスよく図書のサービスポイントを整備する必要があると考えています。

次号に続く


百里初午祭が開かる


コロナ禍でも元気に反基地

 コロナ禍で開催が危惧されていた毎年恒例の「百里初午祭」が今年も開催されました。航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)の誘導路「くの字」型に食い込んでいる平和公園に約150名が参加して開催された。

 公園に建てられた稲荷神社は、国・自衛隊に農地を売らず闘った農民や支持者の魂のよりどころとして維持・管理されてきた。

 百里基地では現在、F4フアントム飛行隊の廃止で静かな時期を迎えているが、今後F35戦闘機の配備が予定されており、これまで以上の騒音被害が心配される。

 新社会党はこれまで連続して参加をしてきたが「団体加盟」にはなっていなかった。祭りを主催する百里基地反対同盟ほか5団体から加盟の依頼があり、今年の1月に加盟を決定し、県本部委員長のつくば市議会議員の金子かずお議員がお礼と連帯の挨拶を行った。




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