議会報告・一般質問から
特別支援学校について
質問・金子かずお議員
つくば特別支援学校の過密緩和対策の一つとして、つくばみらい市の伊奈特別支援学校につくば市内の茎崎地区の児童生徒が学区内になり、また石岡市八郷地区の旧校舎を改修して、新規開校する石岡特別支援学校につくば市内の筑波地区の児童生徒が学区となり通学が始まりました。
この間の取組も大変だったと思いますが、感謝をいたしております。
対策が実行されていますが、つくば特別支援学校の過密緩和が全面的に解消したわけでありません。
つくば市内小中一貫校新設に伴い、筑波地区で廃校となっている学校を利用して、つくば特別支援学校の過密緩和対策として活用することも提案してまいりました。
前に述べました対策だけではありません。市議会でも、五十嵐立青市長は私の一般質問で、学校自体の過密を根本から解決するためには、つくば市内にもう一つの特別支援学校が必要であるとの思いを答弁しています。
私は、今後も議会や地域でつくば特別支援学校の過密緩和策を取り上げるとともに、高等特別支援学校のつくばへの誘致などの取組を積極的に進めていく決意でありますが、3点にわたり質問をしたいと思います。
(1)つくば特別支援学校の過密緩和のための取組について伺いたい。
(2)つくば特別支援学校の高等部の新設に向けた取組について伺いたい。
(3)高等特別支援学校誘致の現状について伺いたい。
答弁・教育局長
つくば特別支援学校については、茨城県が通学区域の変更や教室確保等の対策を講じていますが、現状では教室不足の状況は深刻であると捉えています。
市としては、3年前から県と連絡を取り合い、つくば特別支援学校の実情や市民の声を県庁に出向いて説明するとともに、廃校跡地利用についての提案や教室不足解消に向けた施策を次期整備計画に位置づけるよう要望してきました。
その結果、今年3月に県教育庁から公表された県立特別支援学校教育環境整備計画〜いばとくプラン〜では、つくば特別支援学校の慢性的な教室不足解消を喫緊の課題として捉え、近隣の用地取得も含めた校舎の増築が示されました。
今後、市としては、県計画の進捗状況を見極めた上で障害のある子供たちの教育環境が整備されるよう、引き続き県とともに取り組んでいきます。
答弁・教育長
つくば特別支援学校の過密緩和については、教室不足解消を喫緊の課題として捉え、学校の実情や市民の声を県に説明し、年度ごとに変化する状況に応じて要望書を提出してきました。
当初は、高等特別支援学校の誘致も視野に入れましたが、対象者が限定され、教室不足解消にはつながらないことが見えてきたため、要望の内容を高等部の新設に変更しました。
そうした中、県内の高等学校における特別支援教育の充実が進められ、平成30年度末には中学校特別支援学級在籍生徒の約8割は高校に進学するようになりました。
このような状況を踏まえ、昨年度は高等部に限定せず、県の次期整備計画に教室不足解消に向けた施策を位置づけるよう内容を変更して要望しました。
金子議員をはじめとする市民の声と要望書を根気よく県に届けてきたことにより、今年3月に県教育庁から公表された県立特別支援学校教育環境整備計画には、つくば特別支援学校の校舎増築が明確に示されました。
成果を基に県計画の進捗状況を見極めながら、今後も障害のある子供たちの教育環境整備に県とともに取り組んでいきます。
質問・金子かずお議員
次は、特別支援学校についてであります。これは、時代の変化とともに求めていくものが変化していくのは当然だと思います。
その結果として、学校が幾つかに分かれたということは残念でありますけれども、長い時をかければ、また一体化してくることだってあるかと思いますから、そこのところを一生懸命頑張って、また対応していただきながら学習していくということにつながるのかなと思います。
そこで、取り組み方の話も出ました。
県と共に取り組むって県立ですから当たり前の話だと思うのですけれども、地元負担もこれから出てくる可能性だってないことはないと思いますので、例えば日立市の場合だったら、昔から市立の、今で言う特別支援学校があったわけです。
そういう形もあるわけですけので、何らかの形で県との関係とか、いろいろな関係とかについて取り組むことになるわけですけれども、そういう姿勢というのですか、つくば市の、そういうものについてあればお尋ねしたいと思います。
答弁・教育長
そうですね、県立とはいえ、つくば市の子供たちが大変通学している大事な学校でありますので、県との連携といいますか、県との関係は常に保って検討できるところは協議しながら、今後も進めていきたいと思っているところです。
質問・金子かずお議員
一緒に頑張ってやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。