新型コロナウイルス感染拡大阻止の取り組み
1206号のニュースの意見書からの紹介です
新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた対策として、ワクチン接種が開始される中、合わせて幅広いPCR検査の実施が重要な対策となる。
政府は、3月5日に新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針を改定し、高齢者施設に対する社会的検査とともに、「再度の感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するため、幅広いPCR検査等(モニタリング検査)やデータ分析する」と新たに明記した。
また、基本的対処方針の改正概要でも「各地域においてクラスター等の封じ込め及び接触機会の低減を図り、感染拡大の速度を抑制する」と記されている。
新規感染者数が減少傾向にあり、検査能力に余裕が出てきている今こそ、コロナ封じ込めのための大規模検査の実施が必要である。
その大規模検査を行う場合には、接触者の追跡を専門に行うトレーサーの大幅増員や保健所の人員・体制の抜本的な拡充も必要となります。
また、ホテル等を借り上げた宿泊・療養施設の整備とそこへの医療スタッフの配置に国が責任を持ち、健康観察やケアの提供に万全を期すことも不可欠であります。
国民の命と健康を守り、社会・経済機能を維持するためにも、コロナウイルス封じ込めのための大規模検査(無症状感染者の早期発見と保護体制整備)の実施を強く求めるものであります。
ワクチン接種が開始されてきました
つくば市でも新型コロナウイルスワクチンクーポン券が配達されてきました。接種に関する現在の状況と見通しをも示され、3月5日から医療従事者へのワクチン接種を開始し、4月中には医療従事者の約8割が一回目のワクチン接種を終える予定であります。
4月19日の週から、高齢者施設入所者の先行接種を開始するとしている。4月22日にそれ以外の65歳以上の高齢者へワクチン接種券と案内が送付されることになっています。
5月17日から予約開始。24日から接種開始の予定と聞きます。その後順次、基礎疾患のある方、それ以外の16歳以上の市民となっていますが、予定でありますのでスケジュールのどうりに進むかは”?”です。
つくば市議会で
国に新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書を提出する
つくば市議会では3月定例市議会で新型コロナウイルスワクチン接種に関する意見書を国に提出した。
提出した意見書は以下の通りです。
国に提出した意見書です
新型コロナウイルス感染症拡大防止へ
大規模検査の実施を求める意見書
新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた対策として、ワクチン接種が開始される中、合わせて幅広いPCR検査の実施が重要な対策となる。
政府は、3月5日に新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針を改定し、高齢者施設に対する社会的検査とともに、「再度の感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するため、幅広いPCR検査等(モニタリング検査)やデータ分析する」と新たに明記した。
また、基本的対処方針の改正概要でも「各地域においてクラスター等の封じ込め及び接触機会の低減を図り、感染拡大の速度を抑制する」と記されている。新規感染者数が減少傾向にあり、検査能力に余裕が出てきている今こそ、コロナ封じ込めのための大規模検査の実施が必要である。
その大規模検査を行う場合には、接触者の追跡を専門に行うトレーサーの大幅増員や保健所の人員・体制の抜本的な拡充も必要ともなる。
また、ホテル等を借り上げた宿泊・療養施設の整備とそこへの医療スタッフの配置に国が責任を持ち、健康観察やケアの提供に万全を期すことも不可欠である。
国民の命と健康を守り、社会・経済機能を維持するためにも、コロナ封じ込めのための大規模検査(無症状感染者の早期発見と保護体制整備)の実施を強く求める。
以上のことから、地方自治法第99条により、下記事項について意見書を提出する。
記
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社会的検査を高齢者施設とともに医療機関・障害福祉施設などにも広げ、職員に対して頻回・定期的(週一回程度)に行い、対象を利用者にも広げ感染防止をはかること。
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モニタリング検査を「1日10万人」と大規模に行い、検査件数を抜本的に引き上げること。
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変異株の疑いを確認する検査の割合を大幅に引き上げること。
令和3年3月19日
つくば市議会
(提出先)
衆議院議長・参議院議長・内閣総理大臣総務大臣・法務大臣・外務大臣・財務大臣・文部科学大臣・厚生労働大臣・農林水産大臣・経済産業大臣・国土交通大臣・環境大臣・防衛大臣・新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣
(提案理由)
新型コロナウイルスワクチンの接種開始に際し、個人の自己決定権を尊重するよう、意見書を提出するものです。
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