つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2021年9月7日 第1,222号 発行:新社会党つくば支部

つくば市役所つくば市議会6階

9月つくば市議会が開催中


 9月市議会が9月3日から始まっています。

 金子議員は、道路行政、災害対策、新型コロナウイルス関係について質問をします。一般質問の日時は、9月10日、9月13日、9月14日の三日間です。


@道路行政及び、通学路の対策について

 平成27年12月議会で市内の国道と県道の整備状況について。また、通学路の安全対策等について質問をしてきた経緯があります。内容は、(I)国道354号線の大角豆交差点から西大通り方面の拡幅(II)県道土浦・坂東線の上広岡周辺の歩道の新設(III)県道藤沢線・荒川沖線の桜南小から国道354号方面の交通安全対

A災害対策について

 令和3年8月の大雨は全国各地で記録的な雨量となりました。直接被害のない地区もありますが、河川の氾濫や土砂災害は甚大な被害でありました。これらに対する対策は取られてきているが新たに見直しが必要なのではないか考え方を伺いたい。

B新型コロナウイルスについて

 全国21か所の緊急事態宣言の実施と12か所のまん延防止等重点措置の実施がと力まれました。全国に感染拡大が広がっています。(延長があるか)

 新規感染者も日増しに増加し、全国的に医療面の支援を求める声を多く聞くところです。また今議会においても各種の心配事項について議会質問が提出されています。

 そこで伺いますが、新型コロナウイルスにかかわる事柄でつくば市における経済、教育、福祉、医療などについて支援の現状について伺いたい。


つくば市議会・9月定例議会

 9月定例市議会は9月3日に開会初日、一般質問が9月10日、13日、14日の三日間、予算決算委員会(総括質疑)予算決算委員会が(総務)16日、(文教福祉)17日、(市民経済)21日(都市建設)22日、10月1日最終日の予定です。

 委員会審議の時間が増えました。委員会審議で午前と午後で審議が分かれていましたが9月議会より一日中の審議となりました。

オスプレイの百里基地への飛来と飛行訓練実施を中止する申し入れ


 北関東防衛局は本年8月以降に陸上自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されているV22オスプレイを使用し、百里基地で離着陸訓練等を行うことを明らかにしました。

 オスプレイは、開発段階で30人もの死者を出し、配備後も死亡事故の多発、墜落事故を含む多数の重大事故を引き起こしてきた欠陥機です。

 国内で最初に米軍基地への配備が発表された沖縄県では、オスプレイが墜落事故を頻繁に起こし構造的な欠陥機であるとし、県民大会や全市町村長、議会議長や県議会各会派が反対し、「欠陥機オスプレイの配備は認められない」と、声を上げました。

 百里基地反対連絡協議会(構成メンバー8団体は、百里基地反対同盟・茨城県平和委員会・農民運動茨城県連合会・百里訴訟弁護団・茨城平和擁護県民会議・社会民主党茨城県連合・日本共産党茨城県委員会・新社会党茨城県本部)です。

 金子和雄委員長も参加し7月29日に8団体より飛行訓練実施に関する申し入れ「百里基地でのV22オスプレイの無法な訓練の中止を求める」申し入れ書を岸信夫防衛大臣と石村尚久百里基地司令空将補に提出し。基地正面前にて参加団体より「百里の空も、日本のどこの空にもオスプレイはいりません」。「オスプレイの訓練は即時中止することを求めます」。のアピールをした。連動した取り組みとして当日、基地周辺自治体の小美玉市・鉾田市・行方市・かすみがうら市・茨城町の5町市に対し、住民の生命と基本的人権、生活を守る立場から多くの疑問・問題点に対して自治体間の協議の場を設けることを申し入れた。

 防衛省は、「オスプレイは安全な飛行機だ」と宣伝していますが、10万時間あたりの飛行時間でオスプレイ機の事故率が高く、欠陥機であることが統計上でも明らかになっています。防衛省は「事故率は安全性の一つの指標に過ぎない」とし、事故の原因の多くを「それぞれの事故は人為ミス」と片付けていることは大きな問題です。

 オスプレイには機体設計や構造上の欠陥があり、機体の重量に比べて回転翼が小さく、離着陸時に強い下降気流が発生することを原因とする事故の多発、ヘリモードから飛行機モードへの転換時の事故発生問題、日本の航空法で定められているオートローテーション機能による安全性への疑問など構造上の欠陥が挙げられ、近年でも2016年12月の沖縄県名護市沖へのMV22墜落事故、2017年8月のオーストラリア沖で着艦失敗の墜落事故など大きな事故が発生しています。

 さらにオスプレイのよる騒音被害も発生し、横田基地等ではホバリング訓練で、健康被害を訴える住民の声も出されています。

 このような欠陥機オスプレイを驚くべきことに防衛省は米国から1機200億円超で、V22オスプレイを17機購入するとしています。しかし、政府が配備先に計画した佐賀空港は地元佐賀市や有明漁業等が配備に反対し、現在防衛省は空港隣接の私有地を金銭で買収しようとしています。佐賀空港の地元が反対している最大の理由は、「危険極まりない欠陥機」だからであり、訓練等で大きな被害が出る恐れがあるからにほかなりません。

 百里基地の周辺住民は、長年戦闘機訓練の爆音被害を受け、事故の危険性と隣り合わせの生活をしてきました。2017年10月に起きたF4戦闘機の炎上事故や部品落下事故にも不安を感じてきました。住民からの苦情が寄せられ、重大事故が起きてからでは遅いのです。

 私たちは、このような思いからオスプレイの百里基地飛来と訓練実施に反対の立場を表明します。




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