つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2021年9月14日 第1,223号 発行:新社会党つくば支部

オスプレイ訓練機が飛来


 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機が航空自衛隊百里基地に初飛来し、基地上空を二度通過した。

 百里基地反対連絡協議会(8団体)ではこの日、抗議集会を基地正門で開催し、「オスプレイはいらない」「訓練やめろ」の声を上げた。

 また、地元区長でつくる百里飛行場周辺整備協議会からの参加者も残念で、受忍の限度を超えると抗議の声を上げた。

 私たちは茨城県知事に訴えます。オスプレイの飛行には、数多くの問題点があり、墜落の危険性が高いオスプレイを飛ばし、地域住民危険にさらすことは許されることではありません。

 構造上の欠陥であれ、人為的ミスであれ、基地での訓練が続く限り、事故は必ず起こるのです。

 住民の生活といのちを守る立場にある茨城県は、これらオスプレイの数多くの問題点や疑問点を看過せず、防衛省側に対して声を上げていくことが求められます。

 百里基地の周辺住民は、長年戦闘機訓練の爆音被害を受け、事故の危険性と隣り合わせの生活をしてきました。2017 年10 月に起きたF4 戦闘機の炎上事故や部品落下事故にも不安を感じてきました。住民からの苦情が寄せられ、重大事故が起きてからでは遅いのです。

 8団体で連絡協議会を結成しました。7月29日の百里基地抗議集会には約80名の参加で抗議集会と百里基地周辺の近隣5自治体への訪問でオスプレイは「百里の空にも、日本のどこの空にもいりません」と関係省庁に危険をさらすオスプレイの飛来に反対の声を伝える対応を求めた。




防衛大臣  岸 信夫 様
百里基地司令 空将補  石村 尚久 様
2021年7月29日

百里基地でのV22オスプレイの無法な訓練の中止を求めます

 自衛隊木更津駐屯地に暫定配備されている特殊作戦用V22オスプレイが、百里基地で本年8月から危険極まりない飛行訓練を行うことが明らかになりました。

 自衛隊はV22オスプレイを17機所有するとしています。しかし、政府が配備先に計画している佐賀空港は地元佐賀市や有明漁業等が配備に反対しています。佐賀空港の地元が反対している最大の理由は、「危険極まりない欠陥機」だからです。訓練等で県民生活に大きな被害が出る恐れがあるからにほかなりません。

 そもそもオスプレイは開発段階から30人もの乗組員が死亡する重大事故を起こしています。実践配備の後でも、相次いで墜落等の死亡事故を起こし、死亡者が多発したことから「未亡人製造機」との呼び名が付けられたほどです。それほど事故が多い「欠陥機」だという事です。さらに墜落事故の場合は、機体に使用している放射性物質がばらまかれる危険性も危惧されています。

 オスプレイは、ヘリコプターのエンジン停止が発生した場合、翼の回転で着陸の衝撃を弱めるオートローテーション機能が働くのかも含めて、安全性への多くの疑問があります。またヘリモードから飛行機モードへの転換時の事故多発の危険性も指摘されています。

 これらの機体の構造上の欠陥はいまだ解決されていませんし、沖縄の米軍基地でのオスプレイ墜落事故も発生しました。

 百里基地の周辺住民は、長年戦闘機訓練の爆音被害を受け、事故の危険性と隣り合わせの生活をしてきました。2017年10月に起きたF4戦闘機の炎上事故や部品落下事故にも不安を感じてきました。

 昨年、偵察航空隊の廃止やF4戦闘機の運用終了などにより、以前より訓練回数の減少による「静けさ」を取り戻しているなかで、今後は、墜落の危険性が高いオスプレイの飛行訓練を百里基地で実施することなどが許されるはずがありません。

 私たちは、日米軍事一体化を推し進めるためのV22オスプレイの百里飛来と危険な飛行訓練の実施に反対します。


百里の空にも、日本のどこの空にオスプレイはいりません。オスプレイの訓練は即刻中止することを求めます。


【申入れ団体】百里基地反対連絡協議会

百里基地反対同盟  梅沢優
百里訴訟弁護団  谷萩陽一
茨城県平和委員会代表理事  近藤輝男
茨城平和擁護県民会議代表  鈴木博久
農民運動茨城県連合会事務局長  村田深
社会民主党茨城県連合代表  井坂章
日本共産党茨城県委員会委員長  上野高志
新社会党茨城県本部委員長  金子和雄



つくば市議会・9月定例議会

 9月定例市議会は9月3日に開会初日、一般質問が9月10日、13日、14日の三日間で、予算決算委員会が(総括質疑)予算決算委員会は(総務が)16日、(文教福祉は)17日、(市民経済が)21日(都市建設は)22日となり、10月1日が最終日の予定です。




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