つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2023年1月11日 第1,282号 発行:新社会党つくば支部

成年年齢の引き下げ導入で成人式も20歳の集いに変わる


 昨年の4月から、民法の改正により成年年齢が二十歳から18歳に引き上げられ、選挙権の年齢が18歳になるなど18歳、19歳の若者たちの大人として扱う政策が取り入れられてきていまた。

 つくば市でも特に成人式の取り扱いで新たな対応について社会教育委員会議に諮り、答申を受け対象年齢は現行どうりとし、二十歳を対象に名称は「つくば市二十歳の集い」とすることとし、コロナ禍で延期や中止が相次いだ式典が、この程行われた。


議会報告・一般質問


成年年齢について

質問・金子かずお議員

 まず最初に、成年年齢について伺いたい。

 今年4月から、民法の改正により成年年齢が二十歳から18歳に引き下げられ、選挙権の年齢が18歳になるなど、18歳、19歳の若者たちを大人として扱う政策が進められてきています。その結果、同意や契約に責任が発生することになり、それらのことについて十分注意する必要が出てきております。このような状況を踏まえ、つくば市では、成人式や市民相談、選挙などについて、どのような取組を考えて進められているかお伺いしたい。


答弁・教育局長

 成人式については、今年4月の民法の一部を改正する法律の施行により、成年年齢が引き下げられたことを受け、社会教育に関する有識者等で構成する社会教育委員会議に諮り、慎重な審議の上、既に答申をいただいています。この答申に基づき、成年年齢引下げ後のつくば市成人の集いの対象年齢については現行どおり20歳を対象とし、名称については「つくば市二十歳の集い」としました。


質問・金子かずお議員

 18歳以上の選挙権の関係含めて、成人年齢について少しお尋ねしたいと思います。事例としてこれまで取り組んで、4月1日からでありますから、それらについて大きな変化があるということではないと思いますけれども、制度としては大きく変わっていくわけでありますから、これまで啓発を行った実績などがあれば伺いたい。


答弁・市民部長

 これまで大学と連携して、啓発を行いました。6月までに消費生活センターが行った出前講座では、筑波大学の新入生を対象に4回、筑波学院大学の新入生を対象に1回実施をしております。参加者は、筑波大学が278名、筑波学院大学で61名の学生が受講しました。


質問・金子かずお議員

 選挙制度は改正されて、これも18歳以上という形になっていますけれども、これは、以前にもその年齢で対応されたということがありませんので、前回からも見ても変化が出ていると思いますけれども、これらに対応してきたことについてお尋ねしたい。


答弁・選挙管理委員会事務局長

 若者の投票率向上に向けた市の具体的な取組については、市内中学校や高校の生徒会役員選挙等で使用する投票箱や投票用紙記載台などの貸出しや、つくばスーパーサイエンスシティ構想において、インターネット投票による生徒会役員選挙を実施したことなどがあります。また、中学3年生を対象とした選挙メッセージはがき「18歳のわたしへ」を茨城県選挙管理委員会の事業として実施しています。


質問・金子かずお議員

 新しいことを考え、間もなく、また、参議院選挙等ありまして御苦労があるかと思いますけれども、より多くの人が国政に参加をしている、地方政治の中で参加していくためにも、情報の提供というものが大変重要だと思います。それ以前に立ちまして、引き続き努力していただきたいと思います。


質問・金子かずお議員

 成年年齢についてのことでありますけれども、なかなかこれは1か所で役割を担うという形ではなくて、庁舎内では啓蒙が大変重要だと思っておりますけれども、そういう点は、今答弁していただいた方々も、それぞれの部署での責任者の立場で仕事されている方が答弁していただいて、どなたかの所属しているところで体制が確保されていくのか。それとも、こういうことについての集まりがつくられるのかどうかとか、その辺についてはまだやっていないのでしょうか。誰に聞いたら…。総務部長ですか。


答弁・総務部長

 今、議員の御質問ですが、全庁的にまだこの成人年齢の引下げということについての全体としての会議を持ったことはございませんので、今後は当然、全部署に関わることもございますので、会議等、必要であれば連携を図りながら、そういったもので意識の共有を図っていきたいと思っております。




(c) Kaneko Kazuo 2009