つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2024年1月1日 第1,322号 発行:新社会党つくば支部

議会報告・一般質問
路線バスの運行で質問する B


公共交通の大きな役割を持つ路線バス

(地域イラスト)
(地域イラスト)

金子議員の質問

 民間路線バスのうち、市域を跨ぐ幹線路線については補助金を交付して、維持していくことについては、わかりました。
 一方で、市内完結の路線については、このような補助制度がなく、関東鉄道(株)が運行する「つくばセンターと桜ニュータウン」線が、2024年1月31日をもって廃線となりました。
 市と自治会とは協議を重ねていただいておりますが、桜ニュータウンの住民は、通勤や通学の足をなくしたことになり、非常に不便を感じています。
 市域の公共交通網を構築するためには、このような廃線した路線についても、再度検討する必要があると考えています。
 そこで、以下について2次質問を行います。
「「桜ニュータウン‐つくばセンター線」の路線復活を市域の交通網構築の観点からかつくば市公共交通活性化協議会の議題とすることについて」伺いたい。


都市計画部長の答弁

 「桜ニュータウン‐つくばセンター線」の路線復活を市の事業とし行うためには、つくば市公共交通活性化協議会の議案として審議する必要があることが必要であります。
 また路線廃線となった経緯からも、事業採算や利用者ニーズ、想定する利用者数などを踏まえ、路線や移動方法を検討する必要があるほか、昨今のバス運転士不足が新たな事業を推進する上で大きな障壁となっており、様々な観点から利便性の高い公共交通について検討していくことが求められます。


金子議員の要望

 廃止された路線を復活させる、あるいはあらたな交通手段を導入することは、簡単ではないと思います。
 しかしながら、街づくりや地域のコミュニティの維持にも、公共交通は大きな役割を果たしている。
 ぜひ、「桜ニュータウン‐つくばセンター線」を復活させることについて、一つのエリアの問題としてではなく、市全体の交通網を構築するという観点から、つくば市公共交通活性化協議会で議論していただきたいと思います。




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