つくば市議会議員 金子かずお
金子さん町を歩く
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

平成20年9月議会一般質問内容


新市建設計画について

質問主旨・・・つくば市、茎崎町、筑南地方広域行政事務組合(消防)、筑南水道企業団(水道)などの行政を一体化し、分散した庁舎を統合しながら、効果的な行政運営や財政力を高め、市民参加の総合的な行政機能を高めていくことが必要だ。とつくば市及び茎崎町合併協議会が平成13年11月に新市建設計画としてまとめている。また、合併の効果についは、

  1. 行財政運営の効率化と基盤の強化。
  2. 行政サービスの充実。
  3. 広域的なまちづくり。
  4. 都市としてのイメージアップ。
以上のように述べています。

つくば市及び茎崎町合併協議会によるつくば市・茎崎町合併まちづくり計画が作成され、新市建設計画は合併特例債の運用から10年間を目途に定められていますので、期限は平成24年度までとなっているが、つくば市の将来の方向性は、市政20周年「合併とつくば」その歩~自立都市をめざして~に引き継がれていると認識しています。合併特例債の関係で期限が切られているとしたら、次の任期中に期限が来るわけでありますから、次回に議員として質問できる機会が保障されていませんので、合併後10年間と定めている新市建設計画について質問をする。

新市建設計画では、まちづくりの目標や新生つくばの将来像、茎崎地区の役割、新生つくばの土地利用構想など四つの基本方針を定め、特につくば市と茎崎町が合併して生まれる「新市」においては、「筑波研究学園都市を構成する地域」が一体となって、お互いにかよい合う心を尊重し、ともに手を取りあってつくる。・・等々新市建設で述べているが、しかし、基本方針を具現化していくための論議は何故か低調のような気がしている。

基本方針の具現化を進めていくため、これまでつくば市で行なわれていた政策を茎崎地区にも浸透させていくことを主に基本方針が策定されていますが、特に茎崎地区を指定した事業には茎崎運動公園建設事業、(仮)大井池公園整備事業、つくば市・茎崎町連絡道路整備事業(3路線)(仮)高見原・天宝喜線改良舗装工事、都市計画道路小山・大井線建設事業、国道6号牛久・土浦バイパスの建設、(仮)くきざき農業ミュージアム整備事業、ひまわりまつり事業等々が整備計画の対象事業となっているが、整備計画の対象は新市建設計画では合併から10年間と定められ、期限は平成24年度まで、

これまでの事業や政策の経過とそれらに基づく結果について、また計画の終結に向けた方向性について。



特別支援教育について

質問主旨・・・2007年4月からと特殊教育から特別支援教育へと法が変わり、小学校と中学校の普通学級に在籍する教育上特別な支援を必要とする児童生徒に対しても、適切な教育が行なわれることになつた。近年、小・中学校において特別支援学級数の増加、認定就学制度の開始、通級による指導の対象にLD,ADHDを加え児童生徒の受け入れの機会が増加してきている。文科省の調査でも通常の学級にLD,ADHD、高機能自閉症など特別な支援を必要とする児童生徒が約6%いることを明らかにした。

こうした状況をふまえ、小・中学校において、発達障害を含む障害のある児童生徒に対し、食事、排泄、教室移動の補助といった学校における日常生活上の介助やLDの児童生徒に対する学習支援、ADHDの児童生徒に対する安全確保などの学習活動上のサポートを行なう人を特別支援教育支援員という広い概念で整理し、活用することの重要さを認識し、2008年には三万人相当の措置がされている。

つくば市では、教育補助員として国による制度化前からの取り組みで今日まで行なわれ一定の成果が上がっているが、特別支援教育と特別支援教育支援員の役割と支援について。特別支援教育支援員の配置に必要な経費について。特別支援教育支援員の配置内容について。



後期高齢者医療制度について

質問主旨・・・保険料通知書が二度三度と届いたり、制度における言葉が分かりづらく背景として全体が分かりづらいシステムになっているとも指摘されているが、全国で発生している混乱等についてはつくば市ではどのような状況で、対応は。また、県後期高齢者医療広域連合が国の方針に基づく内容で保険料の軽減措置を定例議会で決めたようだが具体的な内容について。



景観、自然、歴史、文化を生かした街並みの改修について

質問主旨・・・市は元気再生事業の採択を受け観光発展事業を展開すると聞くが、つくば駅に総合交流拠点の整備やつくば駅と筑波山方面を結ぶ周遊バス運行などの取り組みにつなげたいとしているようであり、重要な一つの政策と思うが、風景街道など歴史が語る自然の街並みを活用した周遊ルートの観光振興に必要な街並み整備や保全についての支援策を考えてはいかがか。




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