土砂災害の警戒地区について
質問主旨・・・台風の影響による家屋の被害や田畑の被害、道路の被害、農作物の被害、河川の被害が全国で多く発生してきています。
また近年の集中豪雨やゲリラ豪雨などの被害が日本列島を襲い、これまでに想定もしていない急傾斜地での崩壊や河川、排水路等で多くの被害や被害者が出ている状況は周知の通りであります。
このようなことから、土砂災害の恐れのある地区を明確にし、危険箇所の周知、警戒、避難など体制整備の対策が求められています。
2001年4月に施行された土砂災害防止法に基づき土石流やがけ崩れなど土砂災害のおそれのある箇所についての調査が県等により行なわれているが、つくば市内の状況についてお尋ねしたいと思います。
一定の基準に基づいて土砂災害の恐れのある「土砂災害警戒地区」とその土砂災害警戒地区で特に建築物に崩壊が生じ、市民に著しい危険が生じるおそれのある
「土砂災害特別警戒地区」などの指定の範囲が確認されてきている状況が全国各地で検証されていますが、つくば市内のその実態についてとその対策について伺
いたい。
国道354線の拡幅整備と交通政策の対策について
質問主旨・・・かねてより進められてきている国道354線・土浦野田線の渋滞対策に伴う四車線化の推進についてであります。
一時期は渋滞時間も長くなり市議会でも何度となく取り上げられ、梅園地区や東地区の一部区間で右折路線の新設や歩道の整備など取り組まれるなどの渋滞対策が取られてきています。
これまでの議会答弁では一部の区間において用地取得を経て四車線化を進めていくと答弁もありましたが、その後の進捗状況について伺いたい。
もう一点は、国道354線と東大通りが交差する大角豆交差点の通過車両等の交通対策についてであります。
時間帯にもよりますが、土浦方面から大角豆交差点を右折する車両が多く、谷田部方面に進む路線をふさぐように右折の待機車で渋滞になっています。
国道354線・土浦野田線の右折路線をもう少し長く確保するような路面構造にするとか、対策が必要と考えられるが、いかがか伺いたい。
ゆかりの森&筑波ふれあいの里の事業について
質問主旨・・・筑波ふれあいの里は筑波山麓の豊かな自然環境の保全や活用を通じて、都市と農村の交流を図る施設であります。
体験実習館としての宿泊施設や草木染体験館、そば打ち体験館、キャンプ場、コテージ、バーベキュー施設などが揃えられており、季節を問わずに多くの来館者に支えられてきています。
区域内は、水郷筑波国定公園地区のために開発の手が入らず自然的な要素が沢山残されています。
近年のTX開業に伴う筑波山の賑わいに関連し文化的な要素も評価され足を運ぶ人々も多いと聞きます。
また、ゆかりの森はあかまつとくぬぎの平地林の自然公園で夏にはホタルも飛び交い、昆虫採集や観察など自然がいっぱいの施設であります。
施設的には、昆虫館、宿舎、森のセンター、工芸館、野外ステージ、キャンプ場、スポーツ広場、バーベキュー場、どんぐり池などを活用したものであり
ますが、様々に工夫をした施策が定着する中で、近年時期に合わせてイルミネーションを取り入れたりして通年の観光誘客に努力をしている姿をみます。
また、ゆかりの森の昆虫館は展示内容の評価も高いのでありますが、昆虫館の特色は野外にもあり、ゆかりの森全体を自然公園として,昆虫の自然の姿を観察してもらえるように里山の昆虫の保護増殖に重点を置いて運営されています。
日曜日には豊里地域の老人会の皆さんが健康を保つ取り組みも兼ねて手打ちそばを提供して来館者に喜ばれています。
一例を挙げて話をしましたが、季節を問わずに両施設とも多くの人々に利用されています。
これらの施設の利用や誘客等について近年の動向を伺いたい。
災害時における要援護者への対応について
質問主旨・・・災害時における要援護者への対応についてであります。
先ほども集中豪雨やゲリラ豪雨などの被害が日本列島を襲い、急傾斜地の崩壊などで多くの被害が出ている状況について述べました。
また大きな地震や火災などの災害時に一人で非難や対応の出来ない方が年々多くなってきていると聞きますが、先の兵庫県作用町を襲った台風9号の影響
で増水した川の濁流は民家を次々にのみ込み、死者・行方不明者を多く出した姿はテレビを通じて刻々と伝わり、避難のタイミングや避難先を適切に判断するこ
との重要性を感じました。
数々の証言から、体力や判断力が衰えている高齢者に避難時の適切な判断を求めることは難しいことを実感したと言う声を聞く時に、つくば市では災害時
に一人で非難の出来ない方々をどのように把握しているのか分かりませんが、行政として最大限の努力で災害時に一人で非難の出来ない方々に対応できる体制を
構築しているのか、また支援対策がどのようになっているのかを伺いたい。