つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2010年7月6日 第707号 発行:新社会党つくば支部

[金子かずお議会報告・一般質問から]

男女共同参画推進事業とハラスメント対策について①


質問・金子かずお議員

つくば市は、新たな課題に対応するため、男女共同参画推進基本計画を策定し、男女共生を目指してさまざまな取り組みが進められ、つくば市でも、各種イベントの開催での啓蒙や相談室を開設して施策の進展に対処されてきております。

しかし、変化する社会環境や市民意識とニーズなどについても、対応が困難な状況も多いと感じます。

特にセクハラやパワハラは、身近で深刻な問題となってきております。

セクシュアルハラスメントについては、平成十九年度に男女共同参画雇用機会均等法の改正が行われ、対策の規制が強化をされました。

パワーハラスメントも急速に認知度が高まり、行政機関や民間機関への相談もふえてきていると聞きます。

平成二十一年四月には、労災認定をする際の判断基準の見直しもあり、総合的に対策をとる企業や機関がふえてきている現状であります。

話を最初に戻しますが、つくば市の男女共同参画推進基本計画も計画年度中間期と思われますが、男女共同参画室での相談実績などについて伺いたいと思います。

また、つくば市役所におけるセクシュアルハラスメントやパワーハラスメントの対策対応、指導についても、あわせてお伺いをしたいと思います。


答弁・市民生活部長

ハラスメント対策について、2点ほど、市全体の対応と市役所の内の対応ということでございまして、私からは市の対応ということで答弁させていただきます。

職場等での性的な嫌がらせを指すセクシュアルハラスメント、権力や地位を利用して精神的苦痛を与えるなどのパワーハラスメント、この問題は人権を著しく侵害する行為であり、性別にかかわりなく私たちの身近なところで起こり得る大変深刻な問題であると受けとめております。

ご質問の本市における相談体制でございますが、つくば市女性のための相談室やつくば市男女共同参画苦情等処理制度を設けて、各種相談に応じております。

この中には、ハラスメントの問題で悩んでいる方からの相談も寄せられている状況でございます。

対応としましては、必要に応じてカウンセリングや法律相談の実施をしております。

労働基準監督署などの他機関の窓口を紹介しているというような場合もございます。

今後の対応でございますが、ハラスメント問題の相談はさらに増加するものと推測されますので、この問題に対する市民一人一人の理解、認識が深まるよう、さらに啓発活動を進めてまいりたいと思っております。


[市役所でのハラスメントについては次号]




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