つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2016年2月9日 第973号 発行:新社会党つくば支部

総合運動公園基本計画の検証で
調査特別委員会が10日開催


 住民投票の結果、白紙撤回となった、総合運動公園基本計画について、事業の検証とスポーツ施設のあり方の調査を行う総合運動公園に関する調査特別委員会が10日に開催されます。前回の会議では9月議会に中間報告ができるように進めることが決まり、各議員より質問等々の要望の提出日程も決まり、具体的な議論に入ることになる。


特別支援学校で質問

 抜本的な過密対策が求められている、つくば特別支援学校について、昨年のつくば市議会で質問を行っています。  
長文になりますが二回にわたり掲載をします。

 質問と答弁は原文に基づき掲載しております。その理由は質問に正しく答えているかを読者の皆さんに判断をしていただきたいからであります。

金子かずお議会報告・一般質問から
特別支援学校の過密対策は②


<< 前号からの続き

質問・金子かずお議員

 答弁いただきまして、今、置かれている状況というものが、児童生徒数も大変多くなっているということもご理解をいただいた形で答弁がなされたのだというふうに思っています。

 つくば特別支援学校の学区のあり方についても、知的の子供たちが多く利用しているにもかかわらず、このつくば市内一つが学区であるということから、ここに先ほど話が出ていますように、高等学校あるいは学校関係の廃校並びに使用していないものを活用していくということで進めるとすれば、当然、学区がつくば市一つでありますから、つくば市内につくる、あるいはつくば市内のものを利用する、そういうことにならざるを得ないわけですね。そういう形を頭の中に描いておいていただいて、次の質問をさせていただきたいと思います。

 第2期県立特別支援学校整備計画が示されて、現状と課題及び整備の基本的な考え方も示されました。
大きくは2点に分かれております。一つは、学校の施設整備等の充実であります。二つ目は、幼児児童生徒への支援体制の充実であります。

 一つ目の中で、学校の施設整備等の充実では、知的障害者特別支援学校の児童生徒数の急増に伴う教室の確保で、つくば市特別支援学校に関しては、先ほども述べましたけれども、県南地区に閉校後の学校等を利用した親の学校を設置するのか、あるいはそれらに伴って別な形で設置するのか、あわせて検討をしていく。

 二つ目といたしまして、あわせて近隣校も含めて通学区の見直しをするというふうにしております。
これらのことについては十分に承知をしているかというふうに思っておりますが、つくば特別支援学校は、ご承知のように、肢体不自由と知的障害の子供たちが同地域において学んでいるわけでありますので、そこで知的と肢体不自由で分けて学区をつくっているわけでありますが、それらを鑑みると、なかなか解決策が難しいかなというふうに思っておりましたけれども、地元の自治体として、先ほどの子供たちの人数を把握していただいております。

 そういう点から見ても、全く高等学校のルートに乗せればいいという話だけではなく、真剣な将来に向けてのコースとして考えてあげることから見れば、十分、関心を持つことだというふうに思っておりますけれども、当該の教育委員会としては、どのようにこれらの第2期計画についてお考えがあるか、あるいは提言をどのようにしていくか、お尋ねしたいと思います。


答弁・柿沼宜夫教育長

 その整備計画については、まだ我々見ておりませんけれども、先ほども議員から言われたように、つくば市内における高等学校でありますので、さまざまな考え方が出てくるものとは思いますけれども、閉校後の学校等を一つ利用するということも考えられるだろうと思っておりますが、特別支援学校の新しい設置につきましても、つくば市でも閉校する学校がございますから、そういうようなことも考えることができるのではないかと思います。

 ただ、県教育庁のほうから市教育局への具体的に提案はございませんので、こういう市内等の学校の跡地利用については、今後は、地域の皆さん等の意向を十分に尊重しながら、検討する余地は残っているのではないかというふうに思っているところでございます。

 通学区域の見直しについても、具体的な案が示されたわけではございません。いずれにしても、つくば市内の児童生徒たちが十分な教育が受けられるよう、そのような環境を整備していただくよう、今後も県特別支援教育課と協議をしてまいりたいと、そういうふうに考えておるところでございます。


質問・金子かずお議員

 確かに、ことしの3月に提示されたばかりでありますから、まだこれからだというふうには思います。
しかし、この資料によりますと、平成27年から平成31年の5年の間にそれをなし遂げようということであります。その学校整備のことなどに関しては、つくば市の中にあります特別支援学校のほかにも、学校名を挙げて対策が立てられています。幼児、児童生徒の支援の体制にもそのように書いてあります。

 そういうことから見ると、いずれにしても地元からの声というのが大変重要だというふうに思いますので、しかるべきときには、ぜひ力を出してよろしくお願いしたいなというふうに思っております。

 以上、お願い事にしておきたいというふうに思います。




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