つくば市議会議員 金子かずお
週刊・新社会つくば 金子さん町を歩く 議会報告

週刊・新社会つくば
2016年5月17日 第985号 発行:新社会党つくば支部

第87回メーデー


筑波研究学園都市圏統一メーデー
 今年で87回目を迎えたメーデーが全国各地で開催される中、県内でも労働者の権利を訴える恒例のメーデーが各地で開催されました。

 つくば市内吾妻の中央公園では、第87回筑波研究学園都市圏統一メーデーが同実行委員会の主催で開催され、市民や研究機関労組員、家族連れなど約800名が参加、主催者側から「昨年安部政権が国会に提出した、いわゆる=残業代ゼロ法案=は継続審査となり今国会に持ち越され、改正派遣法は昨年成立したが、これらの法案や改正法は、長時間労働、不安定労働を助長する」と労働規制の緩和阻止を訴えた。

 会場では、デモ用のプラカード審査などもあり、メーデー宣言が採択されたあと、参加者は会場周辺をデモ行進した。

 金子かずお議員も来賓として参加し、連帯の挨拶を行いデモ行進にも参加した。



つくば市議会では議会報告会を開きます



 つくば市議会では、5月29日(日)午前と午後の二回に分けて議会報告会を開催いたします。

 市議会では、先に成立した議会基本条例に基づき市民の皆様に説明責任を果たすとともに、皆様のご意見を伺うと共に今後の議会活動に反映をさせるために報告会を企画いたしました。

 今回の報告会も議員が各常任委員会での審議内容などを中心にお知らせをいたしますので、大勢の市民のご参加をお待ちしています。

①日時 5月29日(日)午前10時~12時
場 所 つくば市商工会桜会館 会議室
②日時 5月29日(日)午後3時から5時
場 所 つくば市ふれあいプラザ
多目的ホール
主な内容 ・定例議会の議案審査状況
・意見交換

議会報告・一般質問から


 公職選挙法が開催されたのに伴い市の対応についての質問を紹介します。この質問は昨年の12月議会で取り上げたものです。

18歳からの投票について①
質問・金子かずお議員
 国会で論議が進み、公職選挙法の改正により、参議院選挙から、20歳以上の投票年齢が18歳以上に引き下げられ、18歳からの投票となります。
戦後初の選挙で25歳から20歳にし、女性参政権も認めて以来、約70年ぶりの大改革だと言われております。

 変えてよかったと、誰もが思う選挙にするにはどうすればいいのか、国会図書館の資料によりますと、調査した189カ国、地域のうち、投票年齢が18歳なのは170の国、地域があるといわれております。

 また、明るい選挙推進協会によると、2013年、参議院選挙での20歳前半の投票率は31.18%で、70代前半の70.94%の半分もありません。
ほっておけば、18歳、19歳の投票率も似たようなものになり、適切な有権者教育が急務であります。
中学や高校で民主主義の大切さは教えていると思いますが、選挙に関心を持たせる工夫が必要であります。

 新たな取り組みもあるかと思いますので対応について伺いたい。


答弁・選挙管理委員会事務局長
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることに伴う選挙管理委員会の新たな取り組みについてということでございますが、本年度において、18歳選挙権の記事を掲載した選挙広報「白ばら」を、この11月の下旬から12月の上旬にかけて各戸配付いたしました。

 それにおいて、来年の国政選挙以降の選挙権年齢の引き下げについて啓発活動を行いました。
また、選挙についての関心を高めるため、期日前投票や選挙当日の投票立会人を、大学生、それから高校生にお願いすることも検討してまいりたいと思っています。


質問・金子かずお議員
 高校生、大学生を含め、開票・投票の立会とか、いろいろなことをやっていくということでありました。
何が投票率を高めるのかは非常に難しいが何もやらないよりは良いわけです。
そういう意味からいくと、つくば市として、アピールをできるものがあるのではないか。例えば、私は以前から提案をしておりますけれども、期間によって臨時投票所ですね、これらを、例えば18歳投票とかというアピール文字を書いて宣伝をするとか、何かインパクトを与えることができるのではないかというふうにあります。

 新聞を見ていると非常に活発に動いている地域もあるわけですね。
この間、新聞を見ていましたら、県立の神栖高校では、教員と生徒、それから市の選挙管理委員会による一票の票の重さの学習会をやってきたこと、今朝の新聞を見ましたら、水戸の桜ノ牧高校では、県議会に傍聴に行っている事が紹介されている。
こういうようなことを具体的に、こつこつとやっていくことしかないのかと思いますけれども、そういういい事例があるわけでありますけれども、そういうことを参照しながら取り組むということは、どのように考えているのか伺いたい。


答弁・選挙管理委員会事務局長
 18歳の選挙権のアピールの関係ですが、各市内の各投票所に18歳選挙権を啓発するような内容のポスター等の掲示を行うとかということは検討してまいりたいというふうに思っています。

 それから、先ほどもちょっとお話しましたが、選挙に関心を持っていただくためには、やはり選挙の当日といいますか、投票の立会人等を高校生、大学生にお願いして、選挙をより身近なものとして感じていただいて、政治への関心を強めていただくというようなことも考えていきたいというふうに思っています。

(次号に続く)




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